デイサービスで働くときのポイント

要介護度が低い利用者が多いのがデイサービスの特徴で、施設内はアットホームな雰囲気があります。職場の雰囲気は人が作り出すものであり、職員と利用者が楽しむことが快適な環境を構築するのです。デイサービスでの働き方では、周囲を楽しませることを意識してみましょう。

たとえば利用者にはレクリエーションは好きだけど、機能訓練は苦手という方がいます。しかし、機能訓練を行わないと、身体の機能はより早く低下していくのです。そのため利用者が楽しみながら行えるように工夫が必要です。なお機能訓練を主に実施するのは機能訓練指導員ですが、介護士もそれをサポートすることがあります。そのため関係ないと思わず、介護士も機能訓練という仕事について理解を深めておくことが大切です。

介護士がデイサービスの働き方で意識したいのは、利用者にストレスを与えないことです。笑顔が少なくなってきたら、ストレスが溜まっている可能性が高いでしょう。また、口数が減ってきたときも要注意ですから、それぞれの利用者の様子はしっかりとチェックしてください。積極的に会話をすることも重要であり、それが認知症の予防に直結します。脳を使うことが認知症対策として役立ち、そのためには会話量がカギになるのです。

デイサービスの多くは日勤限定になりますので、働く人にとって身体のリズムを整えやすいです。日曜日はしっかりと休める職場が多いので、一般的なサラリーマンのような勤務体系になります。夜勤入りを繰り返して身体のバランスが崩れている方、睡眠リズムに狂いが生じている方などに適しています。夜勤が気にならない方であれば、宿泊を兼ねたデイサービスに勤務する方法もあるでしょう。とにかく稼ぎたいという方は、夜勤の多い職場に入るのが鉄板です。